筋トレでの失敗は前進するための学習

失敗は成功の基と昔の人は本当に良く言ったものですね。
人間だれしも失敗は避けたいし、「失敗を恐れるな」と言われてもやっぱり怖いものです。

私場合、筋トレを始めた頃は身体が変化していく楽しみで何が失敗か分からなかったくらいガンガンやってました。しばらくすると使用重量がだんだんと伸びなくなり、無理に重量を重くして肩や腰に痛みを感じるようになりました。

私も今ではジムで指導する立場になり自分の経験から安全なフォームから教えるのですが、中級者になってくると悪いフォームになりがちで、こちらがフォーム修正してあげても、すぐに元の悪いフォームになってしまうケースがよくあります。

ストレッチの重要性なんか特にそうです。怪我して初めて耳を傾けてくれます。結局、人間は失敗から学ぶ生き物です。痛い目をみないと分からないことが多いのです。

怪我から学んだ私の成功
私はパワーリフティングという競技をやっており3種目の中でもデッドリフトが得意です。初めから得意だったわけではありません。

元々はナロースタンスでした。と言うよりワイドスタンスになるとどうしても力が入らないのでナロースタンスにしていただけ。

それも自己流でやっていたので終いには腰を痛める羽目になりました。初めから指導者にきちんと教えてもらわなかった事がまず失敗ですね。ちゃんと指導してもらえればワイドスタンスもできたはずです。
しばらくデッドリフトは床引きではなくハーフでやってました。

数年たって少しづつミドルスタンスに変わり、やっていくうちにワイドスタンスに変わっていきました。その時はこのフォームがベストだと思ってガンガンやってたのですが自分でも気付かないうちにハムストリングスに負担がかかり、県大会の1週間前の最後のスクワットで肉離れをしてしまった。

大会会場と陸続きなら棄権もできたのですが、私は石垣島という離島に住んでるので事前に飛行機とホテル代もし支払っていたので仕方なく最悪の状態で大会に参加。

大会が終わり、同じ経験のある数名の選手から「ハムの怪我は癖になるからしっかり治すように」とアドバイスをいただきました。この貴重なアドバイスも大会に参加しなかったら知らなかったことです。

その後1年間ハムストリングスのケアはしっかりやっていたつもりでしたが半年後に1度だけ同じ所にピリッと痛みが走り、まだ完治してないことに気付き引き続きハムストリングスのケアをしっかりしてました。

1年後の大会1ヶ月を切ったピーキングの真最中の時にデッドリフトで再度、同じ所が肉離れ。
「あぁ、やっちまった。もう終わりだ」今回はかなり酷くて3日ほど足を引きずってまともに歩けなかった。

4日目から少しづつ自重のスクワットが出来るようになったのでハムストリングスの力を抜いた状態で超ワイドデッドリフトを自重でやったら意外と出来る。

試しに20kgシャフトでやったらできた。「あれ?これはもしかすると」と思い60kgで出来た。次に100kg普通にできた。

その日はまだハムストリングスに痛みがあって怖いのでここで終わり。3日後にはまだ違和感があったものの痛みもだいぶ取れたので140kg、180kgで難なくできた。

さらに3日後220kgまでやって大会1週間前の最後の練習には270kgまで上がった。それから1週間後の大会当日には280kgを成功させた。

2年前からどんなに頑張っても250kg止まりのデッドリフトが1月足らずで自己ベスト30kgを上回るのは奇跡に近い。筋トレを始めたばかりの初心者ならよくある話でしょうが筋トレ歴30年以上のトレーニーにはまずあり得ないことです。

この時、怪我から学んだことはハムストリングスを脱力する事(※私の場合で、他人には当てはまるとは限らない)を学習しました。デッドリフトの場合、僧帽筋と腕の脱力は常識でしょうがハムストリングスの脱力はいくらネットで探しても出てこないと思います。


※2016年11月沖縄県民大会の試技。
判定の時顔を歪めたのは失敗と勘違い。振り返ったのはカードを見て何が失敗なのかを確認。
一応白旗2本で成功したがフォームが完成されていないので強引さが分かる。
返しも甘い。おそらくジャッジの同情も入っていたのだろう。

83kg級の日本記録が290kg。しかも2018年度のジャパンクラシックパワーリフティング大会は沖縄開催なので地元沖縄で日本記録を更新すると意気込みすぎたのが失敗。

焦る気持ちを抑えきれずそれまで以上に練習量を増やした結果、1年以上、膝と股関節の痛みに苦しみ県大会、ジャパンクラシックと最悪の結果になってしまった。

その後1年は休養に徹するのと軽い重量でフォームを徹底することに専念した結果、練習量は半分くらいに減っているにも関わらず重量が伸びてきた。


※2018年11月8日練習時。270kgノーベルト。
ベルトをすると体幹が安定し出力も高まるが重心のブレが分かりづらいので練習は基本的にノーベルトで行う。
動画では分かりづらいが強引さも減って上体の安定感も出ている。

私の場合、ベルトを使うと15kg~20kgくらい上がるので、この時ベルトをしていれば自己ベストを更新してた・・・かな?

このように失敗から学ぶことは沢山ありました。私の場合はケガで仕方なく休んで良い結果になりましたが、この経験から「戦力的に休む」事を学びました。

私の過去のトレーニングを振り返ってみると意外と怪我から学んだ事が多かった気がします。今は失敗とかマイナスと思うことが後々役に立つことが多いのです。

「失敗は成功の基」を肝に銘じて失敗していきます。

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