ベンチプレスで神経系トレーニングを取り入れよう

前回はベンチプレスの補助種目についてお話ししましたが、今回は神経系の事についてお話していきたいと思います。

まず私たち人間は普段は25%ほどの力しか出していません。実際は女性の人でも100kgのベンチプレスが出来る位の筋力は備わっていますが、いつでも100%の力を出せるようになると体力が持たないので脳で力を制限しているのです。

「火事場のバカ力」と言う言葉を聞いたことがあるかと思います。小柄な女性が火事の現場で大きなタンスを一人で担ぎ出したと言うような人間窮地に立たされた時に信じられないパワーを発揮する事例が実際にあるようです。
※実際は謎の部分が多く、まだ解明されていないことが多いようです。

例えば普通車は時速200kmを出せる馬力が備わっていますが、一般道で200kmのスピードで走ると危険ですよね。それに毎回MAXでエンジンをぶん回すとエンジンが持ちませんのでリミッター機能で制限されているのです。人間も同じと考えて下さい。

人間とチンパンジーの筋力を比べると明らかにチンパンジーの方が強いのはお分かりだと思います。筋繊維は人間とほとんど変わらないのに何故チンパンジーが強いのかと言うと、人間より一回の最大筋出力(筋繊維の動員)高く設定されているのです。

人間は筋力の代わりに頭脳と道具を長い年月をかけて使ってきたので筋力が退化したのだと考えられます。

一般的に人間の筋力は筋肉の断面積の大きさで決まると言われています。しかし筋量が同じ位の人同士でもベンチプレスやスクワット等の使用重量の差があるのはどうしてかと言うと、ボディビルダーとパワーリフターで例えると分かりやすいでしょう。

ボディビルダーは筋繊維を疲労させる為のテクニックを使っています。それに対してパワーリフターは高重量を挙げる為のテクニックを使っています。

それともう一つ、パワーリフターは筋出力を高める(一度に多くの筋繊維を動員させる)トレーニングを日頃から行っているからなのです。

前述したとおり私たちは重いものを持つとき100%の力を出していると思っても実際は25%ほどしか出していません。

例えばベンチプレスの補助は、もう上がらないという時に手を差し出して力を貸してあげるのですが、この時に手を差し出して「補助しているフリ」をしただけでスッと挙がる事が多々あります。

これは肉体的限界よりも精神的限界が先に来ていたのだと考えられます。この逆の考えを利用して精神的限界よりも肉体的限界が先に来るように日々訓練して計画的に「火事場のバカ力」状態に近づけさせるというわけです。

しかし、いくらパワーリフターでも年間を通して毎回ことようなトレーニングをしているわけではありません。

オフシーズンには筋量を得るためのトレーニングをして、試合が近づくと徐々に重量を増やし、回数を減らして試合当日に「火事場のバカ力」状態にピーキングしていくわけなのです。

試合に出る予定の無い方でも時々このテクニックを利用して年間を通して強弱をつけると良いでしょう。

やり方はメインセットを1~3回が限界の重量で4~6セット位行います。インターバルは長めにとります。目安は身体と気持ちが整ったらで良いか、あまりダラダラと長引かない事。

軽く胸の上でバウンドする程度に行います。注意す店は絶対にフォームを変えない事。

これを約6週間行います。あまり長い期間やると頭打ちになり停滞期が長引くことになります。中級者が筋出力を高めるには効果的な方法なので是非試していただきたいと思います。

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